6/22 やはり右に戻すフォワードマーケット
大荒れの月曜を終え、火曜日のフォワードマーケットは予想通り右に戻す。
利上げ観測前倒しといっても、早くて22年後半って…
株にどれだけの調整圧力があるのか?と思ったところ、やはり全戻し。
ナスダックにもっと調整が入らない限り、みんな押し目買いスタンスなのか。
FED高官のタカ派発言が続くが、USDJPYフォワードマーケットの動揺は1日で終了。
22日は早朝から一気にドル出しに傾き、6Mまでの年内タームは早々に前日分を戻す。
ただ、年末年始のUSD調達コストが急上昇しており、翌年以降は戻し切らず。
1Yゾーンは昨日4銭拡大したのに、本日の戻しは1銭程度…
翌年以降のタームは年末年始のコスト増に加え、per day上昇圧力も加わることで、
当面は拡大方向で推移すると予想するが…
やはり、RRP残高(1兆ドルに迫りそう!)の急上昇を見るに、
資金余剰の環境に変わりはなく、短期ゾーンでのドル出しニーズは引き続き強い。
FRB(国債等買入)→銀行→MMF→RRPの流れでの資金が循環され、
市中の行き場のない資金がRRPに流れることで5bpのフロアが意識されることで、
短期市場の安定には大きく寄与するだろう。
久々に-0.07銭台でしっかり取引されたTNなどの超短期ゾーンを見るに、
概ねFOMC前とIOER引き上げ分のコスト上昇を反映したプライス感となった印象。
昨日までの短期ゾーンのカーブ逆転は、あっさりと修正された。
RRP&IOERの引き上げもなんのその、テーパリングが続く限り、そして、
RRPの利用残高が上昇する限り、短期のUSDヘッジコストは上がりようがないか。
なぜか、図を作るツールが動かず、貼付断念…